湿度の高い日本では、ほぼ年中足の臭いが気になるものです。友達や彼の部屋に行く時、飲み会の会場がお座敷だった場合そんなときも怖くない!手軽に素早く足の臭いを解消する方法を紹介いたします。
あなたの足の臭いを撃退!手軽に素早くにおいを解消できる5つの方法
方法1:手軽に携帯できるものといえばコレ。ささっと消臭スプレーを振りましょう
■足の臭いの原因
足の臭いを発生させる原因は、足の裏から出る汗と、繁殖した細菌です。足の裏にある汗腺は「エクリン腺」といい、脇の下や耳などにあって体臭の元になる「アポクリン腺」と比べると、分泌される汗の99パーセントは水分であり、ほぼ無臭です。しかし、足の裏は・ソックス・ストッキングや靴などに覆われて汗が蒸れやすく、湿気の多い状態です。そのため細菌が住み着き繁殖しやすい環境になってしまうのです。繁殖した細菌は足の裏にたまった角質や垢を分解して「イソ吉草酸」という脂肪酸の一種を生成します。この「イソ吉草酸」こそが、足の臭いのモトです。
■緊急時には消臭スプレー
予想外に歩き回った後や、急に他人の家を訪問することになった等、想定外の状況で足の臭いを素早く撃退する方法といえば、消臭スプレーです。ミニサイズの消臭スプレーを常に携帯しておけば、他人の前で靴・ブーツを脱ぐ前に、さっとスプレーを振れば臭いが抑えられます。
消臭スプレー選びのポイントは、まず、「フット」「足 ムレ」など、足の臭いに対応したものを選ぶことです。足の臭いは、上半身から発する汗の臭いとは成分も強烈さも比べものになりません。成分としては、銀イオンや緑茶成分を配合したものの効果が高いようです。
■デオドラントシート
足に臭いが染み付いていてスプレーだけでは一過性で終わりそうな場合は、デオドラントシートでしっかり拭きます。足の裏の汗だけではなく、湿って浮いている角質や垢も取り去るという認識で、指の間もしっかり拭くのがポイントです。できれば、脱いだ靴にもスプレーを振り、デオドラントシートを靴の中に丸めて入れて、脱いだ靴の臭いが周囲に拡散するのを防ぎましょう。
方法2:足に染み付いた臭いを消す方法・・・おばあちゃんの知恵・ミョウバン水が効く!
外出先ではなんとか消臭スプレーやデオドラントシートで足の臭いをごまかしたものの、帰宅してお風呂に入っても、なかなか足の臭いが消えない!そんなとき、足の臭いを劇的に解消してくれるのが、「ミョウバン水」です。
■ミョウバンとは?
無水硫酸カリウムアルミニウムのことで、元は天然の鉱物でしたが、現在は工場で作られています。古くはローマ時代の昔から、染色剤や防水剤、消火剤、皮なめし剤・・など様々な用途に使われてきました。日本でも漬物の発色剤など食品添加物として使用されています。
■ミョウバン水のつくり方
ミョウバンは、スーパーなどでも販売されており、50グラム程度の袋がせいぜい100円程度です。水道水1.5リットルに対して、ミョウバン50グラムを振り混ぜます。それだけです。これを原液としてストックしておき、使用する際には水道水で10倍に薄めます。
■ミョウバン水の使い方
綺麗に洗った足に、希釈したミョウバン水をスプレーします。足指の間にもスプレーしましょう。その後、自然乾燥させるかタオルで拭きます。ミョウバン水で滅菌し臭いがなくなったところへ、ミントなどのエッセンシャルオイルで仕上げると爽やかな気分になります。体臭全般に聞きますので、脇などの臭いも気になる場合は、
同様に身体を洗ったあとに脇など気になる箇所にスプレーします。その他、靴下やストッキングにスプレーする、あるいは履く予定の靴下やストッキングをミョウバン水に漬けてから干して履くのもよいでしょう。
方法3:足に染み付いた臭いを消す方法・・・掃除や料理でも大活躍のアレ、「重曹」が効く!
重曹は、お菓子に使われるほか、キッチンや水回りの頑固な汚れをおとしてくれるためお掃除グッズとしても話題となりました。お菓子やお料理に使う重曹は、口に入っても無害という安全性も嬉しいところです。重曹は100均ショップでもスーパーでも安価で手に入れることができます。
■重曹の使い方
洗面器にお湯を張り、重曹を大さじ2~3杯入れてとかします。足をきれいに洗ってから、この重曹入のお湯に漬けます。それだけです。先述のとおり、足の臭いの元・「イソ吉草酸」
その酸性の性質を、アルカリ性の重曹が中和するため、あのツンとする嫌な臭いが消えるのです。爪の間や指の間など、細かい部分も丁寧に、重曹入りのお湯の中でマッサージするように洗いましょう。
また、重曹は湿気をよくとってくれます。重曹をペーパータオルで包み、靴の中・下駄箱の中に入れておくと、湿気と臭いが抑えられます。
方法4:角質ケアと爪のケア
足の臭いの最大の原因は、足の裏にたまった角質と垢です。それらを放置しておくと、消臭スプレーやデオドラントシートでも臭いをごまかせなくなってしまいます。
また、足の裏は毎日汗でむされて角質が取れやすくなっています。帰宅してから毎晩足のケアをすることで、臭いの原因自体を減らしましょう。
■足の裏のケア方法
まず、足を洗面器や湯船につけて蒸らし、足の角質や垢が浮いて取れやすい状態にします。そして、足専用の石鹸、または固形石鹸で、しっかり泡を立てて洗います。このとき、手で洗うのがポイントです。
ここでスポンジや軽石などでこすると足の裏の皮膚が傷つき炎症を起こします。そうすると細菌が増える原因になってしまうのです。洗い終わったら、タオルで押さえて、しっかり水分を拭き取ります。その上で、軽くやすりをかけて表面の角質や垢をやさしく擦りとります。
■爪のケアも大切
足の爪は小さいため、細菌の温床となる垢がたまりやすいものです。爪はきれいに切りそろえ、爪と皮膚の間など細かい部分をブラシで丁寧に洗いましょう。皮膚だけではなく、爪に感染する水虫もありますので、清潔・乾燥気味に保つのが重要です。
■五本指ソックスを履く
五本指ソックスは蒸れやすい指の間の湿気をとり、蒸れにくくするため、足の臭いを効果的に抑えてくれます。パンプスやサンダルには合わせられないという声にこたえて、今では五本指に分かれたつま先部分だけのものも販売されています。
方法5:靴のケアも怠りなく!
靴は、足と異なり、毎日洗うものではありませんが、足の臭いを発生させる細菌を繁殖させる温床です。
1、毎日同じ靴は履かない
履いた靴には乾燥剤(重曹でも可)を入れ、風通しの良い場所で干すなどし、その日の湿気を取りましょう。
抗菌スプレーをかけておくと細菌の繁殖を抑えられます。そうすることで、靴自体の寿命も伸びます。
2、中敷きを敷く
靴のサイズ・タイプに合わせた中敷が、機能や素材のバリエーションも豊富に販売されています。デザイン性のあるものなら、おしゃれなパンプスの中にも敷きやすいですね。
靴自体と同様、一度履いたら靴から出し、消臭スプレーを振って干しておくと消臭効果が長持ちします。
さてさて今回ご紹介いたしました、あなたの足の臭いを撃退!手軽に素早くにおいを解消できる5つの方法はいかがでしたか?足の臭い対策は、思うよりは手軽で簡単なものです。毎日の簡単なケアで、足の臭い自体を抑えて、気分良く過ごしましょう。