しっかりトリートメントをしても切れ毛があってまとまらない、パサつくことってありますよね。
切れ毛を改善すれば、もとの艶・コシのある美しい髪によみがえり、全体の印象までがらりと変わります。そこで今回は、切れ毛を改善してツヤツヤの美髪になる簡単な方法をお伝えします。
切れ毛を改善してツヤツヤの美髪になる簡単な7つの方法
切れ毛は、どうしてできるの?まずは、その原因を把握しましょう!
切れ毛は、髪の毛が様々なダメージを受けて弱くなっていたり、栄養が不足して内部に空洞ができてしまい、髪の重さや外部からの接触等によってプツンと切れてしまう状態をいいます。
その原因は実に様々ですが、代表的な原因として次のことが挙げられます。
①日焼け
髪は身体の最も高い位置にある上に黒~茶色のため焼けやすいのです。
②静電気
空域が乾燥している状態によく起きる静電気は髪の大敵です。
③ブラッシング
髪の毛が長いほど、ブラッシングの際に毛先にかかる重量は数kgにも及びます。
④間違った洗い方
シャンプー時はお湯でキューティクルがふやけた状態のため、とくにダメージが大きくなります。
⑤間違った頭皮ケア
頭皮の状態は髪質を左右します。
⑥女性ホルモンの乱れ
女性ホルモンが乱れると、肌や髪のハリや艶が失われます。
⑦無理なダイエット
身体自体が飢餓状態になると、髪へ十分な栄養が行き渡らなくなります。
切れた部分は、補修できません!キレイにカットしましょう
キューティクルがはがれたり切れてしまった部分は、もとの状態に修復することはできません。
髪の毛が切れた部分をよく見ると、髪の毛の先がささくれていたり、断面が斜めになっています。そのささくれが木の枝のように周囲の髪の毛を刺激して、さらなる枝毛や切れ毛の原因になります。
また、斜めになった断面からは、潤いが逃げやすく、残った髪の毛がますます乾燥し、さらに上部が切れやすくなってしまいます。
そこで、これ以上広げないためにできてしまった枝毛や切れ毛の部分は、
カットしてしまいましょう。
一番よいのは、美容師さんに専用のハサミでカットしてもらうことです。枝毛や切れげは、その部分だけカットすればいいというものではなく、その部分から数センチ上までが「予備軍」ですので、プロの方の目でしっかり確認しながらカットしてもらうのが上策なのです。
もし自分でカットする場合でも、髪専門のハサミを使います。切れ味の良くないハサミでカットすると、切った断面が潰れてさらに枝毛・切れ毛の下になります。
また、ハサミは髪の毛に対して90度・真横から入れましょう。断面の面積をなるべく小さくして水分が抜けるのを防止するのです。
日常生活の何気ない行動を見直してみましょう
切れ毛は、何気ない生活習慣を見直すことで大幅に改善することができます。
■早寝早起き
髪の毛は健康のバロメーターです。寝不足や睡眠時間帯が不規則だと肌が荒れるように、髪の毛も痛むのです。
■タンパク質を摂る
髪の材料であるメチオニンは、必須アミノ酸です。食事でタンパク質をとることが不可欠です。
■日焼けに注意
肌と同様に紫外線対策を怠りなく行いましょう。
■静電気に注意
乾燥している冬やエアコンをかける夏は、部屋を加湿したり、静電気を逃がすグッズを使用しましょう。また、化繊の衣服を脱ぎ着するときは、スカーフをかぶって髪を防御します。
■枕カバーをシルクにする
枕カバーの摩擦は思っている以上に強いものです。シルクの素材の枕カバーや、シルクのスカーフで滑りをよくしましょう。
切れ毛を、デイリーケアで改善しましょう①
①おすすめのブラッシングの方法
ヘアケアの中で、切れ毛の原因となりやすい2トップが、
ブラッシングと洗髪です。
<切れ毛を防ぐブラッシングのポイント>
①プラスチック製のブラシは静電気を発生させますので、ベースに木、そして豚毛や馬毛などの天然毛を使用したブラシを使いましょう。
②ブラッシングの前にブラッシング用スプレーを振りましょう。
③ブラッシングは必ず毛先から、少しずつの束で。
毛先→中間→トップ部分へ、ゆっくり丁寧に行います。
切れ毛を、デイリーケアで改善しましょう②
②おすすめの洗髪方法
間違った洗髪方法は、髪のダメージのもとです。
<切れ毛を防ぐ洗髪のポイント>
①髪を洗う前に、かならずブラッシングします。
髪のからまりをほどき、一定の汚れを取るためです。
②お湯は、ぬるめの温度に設定します。
熱いお湯はキューティクルを痛め、必要以上に脂分を取り去ってしまいます。
③シャンプーは、かならず手にとって泡立ててから、髪の根元につけましょう。
④指の腹で頭皮の上を滑らせると、弱った髪が抜けたり切れやすくなります。
指の腹で頭皮を軽くつかみ、頭蓋骨から頭皮をずらすような感覚で
上下左右にマッサージしながら洗います。
⑤ぬるめのお湯で丁寧にすすぎます。
⑥コンディショナーは、頭皮につけず、髪の毛だけにつけましょう。
⑦乾かす時は、軽くタオルドライします。くれぐれもこすったり絞ってはいけません。そして、毛先にオイルをつけ、ドライヤーの強い風で一気に乾かします。
なお、シャンプーの刺激が髪を弱らせている場合もあります。
髪を健康に蘇らせると話題の
「湯シャン(シャンプーを使わずお湯だけで洗髪すること)」も試してみましょう。
切れ毛の改善に効果的!おすすめのスペシャルケア
デイリーケアに合わせてぜひ行っていただきたいのが、スペシャルケアです。
<週に1度のオイル・スチームパック>
厚手のヘアキャップとサランラップなどのラップ、
そしてオリーブオイルまたはアルガンオイル配合のヘアオイルを用意します。
①髪と頭皮をやさしくブラッシングして汚れを落とし、血行を良くしておきます。
②頭頂部から少しずつ、地肌にオイルを垂らします。
③指の腹で頭皮を掴むようにしてマッサージしながらオイルを行き渡らせます。
④髪をまとめて、頭全体にラップをかぶせます。
⑤その上にキャップを被り、30分以上置きます。
入浴前に準備して、湯船にゆっくり浸かると効果が倍増します。
⑥その後、シャンプーの泡をしっかりたて、丁寧に洗ってすすぎましょう。
乾かす時に毛先に再度オイルをなじませます。
女性ホルモンを増やして、髪の力をアップさせましょう
女性ホルモンのバランスが乱れると、すぐに肌や髪のコンディションに影響します。
■生活習慣を改善する
睡眠と栄養をしっかり取りましょう。
■女性ホルモンを増やす
・大豆イソフラボン
・アーモンド
・モロヘイヤ
・カボチャ
・アボカド
などに多く含まれているビタミンEを食べましょう。
■恋愛を楽しむ、もしくは映画や小説を見て思い切り笑ったり泣く
ペットや植物を愛でるなど、胸がキュンとなる体験や感情を解放する行動で、
女性ホルモンを活性化させることができます。
さてさて今回お伝えした、切れ毛を改善してツヤツヤの美髪になる方法はいかがでしょう。
日頃の小さなことから、スペシャルケアまで、簡単な7つの方法を実践して、ツヤツヤの美髪をキープしましょう。
まとめ
切れ毛を改善してツヤツヤの美髪になるには
・切れ毛ができるその原因を把握しましょう!
・切れた部分はキレイにカットしましょう
・日常生活の何気ない行動を見直してみましょう
・切れ毛をブラッシングのデイリーケアで改善しましょう
・切れ毛を洗髪でデイリーケアで改善しましょう
・切れ毛の改善に効果的!おすすめのスペシャルケア
・女性ホルモンを増やして髪の力をアップさせましょう