ポリフェノールといえば、健康になれることをアピールするあらゆる食品や飲み物、サプリに入っているイメージがありますね。
ポリフェノールの実力が発揮されるのは、健康面だけではありません。今更聞けないポリフェノールの基礎知識を踏まえながら、ポリフェノールで女子力をアップさせる方法をご紹介します。
ポリフェノールで女子力アップ!驚くほどキレイになる7つの方法
方法1:そもそもポリフェノールって、どんな成分?基礎知識を押さえて、綺麗になる準備をしましょう
■ポリフェノールとは、植物に由来する成分で、苦味や渋み、あるいは色素の元になっている多くのものの総称です。
つまり、一口に「ポリフェノール」といっても、その種類は数え切れないほどで、自然界にはざっと5000種類以上存在しているとも言われています。
■最大の特徴は、優れた抗酸化作用です。「ポリフェノール」とは、「たくさんのフェノール(炭素原子から成るベンゼン環に水酸基(OH)が結合した化合物)」という意味です。
私たちの身体は、日々の呼吸をはじめ、ストレスや疲労などから細胞が酸化するリスクを抱えています。
フェノールを構成する水酸基には、細胞を酸化させる活性酸素を体外に除去する働きがありますので、ポリフェノールを摂取すればこの抗酸化作用が働き、
細胞が酸化するのを防ぐことができるというわけです。
方法2:キレイになるポリフェノール・・・レスベラトロールで、アンチエイジング!
ポリフェノールの中でも、ベリーやぶどうなどに多く含まれるレスベラトロールは、ズバリ「若返りのポリフェノール」と呼ばれています。
レスベラトロールは、高い抗酸化作用で、細胞の酸化を防ぐ上に、細胞の再生を促してくれます。つまり、細胞が酸化すると、シミやシワ、肌や粘膜等の老化が進みますが、まずこれを食い止めてくれます。それだけではなく、細胞を若々しい状態に保てる働きまでしてくれるのです。
活用方法
レスベラトロールは化粧水をはじめ、多くのコスメアイテムに配合されています。レスベラトロールが配合されたコスメは、肌の潤いを保ち、肌あれを防ぎ、美白効果ももたらしてくれます。
また、レスベラトロールはぶどうの皮、アーモンド、ココアに多く含まれていますので、お酒が好きな方は赤ワイン、飲めない方はココアを飲みましょう。
そして、おつまみやおやつには、皮付き・無塩のアーモンドをつまみましょう。
方法3:キレイになるポリフェノール・・・女子力アップの強い味方・イソフラボンでPMSも解決
もはや女子力アップに欠かせない第一人者的な地位を誇るイソフラボンも、ポリフェノールの一種です。
イソフラボンは、女性ホルモンの中でも女性らしいボディラインに整えたり肌や髪の毛に艶を与えてくれる「エストロゲン」と似た働きをします。
エストロゲンは、30代半ばから分泌量が減っていくほか、環境の変化やストレスなどでほかの女性ホルモンとのバランスを崩すこともあるため、イソフラボンでその働きを補うことが重要です。
イソフラボンを摂取すると、かさつきがちな肌や髪に潤いが戻ってきます。とりわけ、ホルモンバランスの崩れによって肌がくすんだりムダ毛が増えてきたという場合は、女性らしい滑らかな肌がよみがえるのです。
また、エストロゲンは生理を司る大切なホルモンですので、イソフラボンでその働きを補完すると、生理前後の不調(PMS)や更年期前の途中の辛い諸症状が軽くなります。
活用方法
豆腐や納豆で、適量を食べましょう。
イソフラボンは、一日あたり、豆腐では半丁(150グラム程度)
納豆ならば1パック(50~60グラム)が適量とされています。
毎日どこか一食で取り入れるのには、全く負担にならない量ですね。納豆が苦手な方でも、豆腐ならばレシピのバリエーションが豊富で飽きにくいため、
毎日続けやすいでしょう。
方法4:キレイになるポリフェノール・・・ヘスペリジンで、生き生き血色のよい肌に
ヘスペリジンは、まだあまり名前が知られていませんが、抹消血管を強くしてくれる働きがあるため、ヘスペリジンを摂取すると血行が促進されます。
肌がくすんでいる方、貧血気味の方、肩こりで悩んでいる方は、血流が促進されるとそれらの症状がぐっと改善されます。
また、アレルギーによる炎症も抑えてくれますので、花粉症を予防する効果も期待されます。
活用方法
ヘスペリジンは、みかんやレモンなどの柑橘類やさくらんぼなどに多く含まれています。みかんやレモンの皮には、コレステロールを下げたり腸内環境を整えるペクチンも豊富に含まれていますので、皮ごとジャムやマーマレードにして朝食やティータイムに楽しみましょう。
方法5:キレイになるポリフェノール・・・クルクミンで代謝アップ&デトックス!
クルクミンは、ウコンに含まれている成分として有名です。ウコンの黄色は、クルクミン由来の色です。活力・健康の象徴である黄色の見た目通り、クルクミンは肝臓の働きをぐっと高めてくれます。
ここで、肝臓は身体の中の毒素を集め、解毒する重要な臓器です。肝臓の働きが衰えてくると、毒素で汚れたままの血液が身体を循環することになるため、
肌がくすんだり髪の艶が失われ、さらには免疫が低下して様々な疾患を呼び起こすことになります。
そこで、クルクミンを摂取して肝臓の働きを促進すると、新鮮な血流が全身に届けられ、肌のくすみや荒れなどが改善します。
また、肝臓の働きがよくなることで基礎代謝もアップしますので、溜め込みにくい身体、つまり痩せやすく太りにくい身体にもなれるのです。
活用方法
クルクミンは、とくに秋に収穫される秋ウコンに豊富にふくまれています。
ただ、泥のような食感や苦味が強いため、サプリメントで摂ったり、カレーなどのエスニック料理に混ぜて食べると良いでしょう。
方法6:キレイになるポリフェノール・カテキンで、しなやかボディに!
カテキンは、ポリフェノールに共通の強い抗酸化作用の他に、強力な殺菌・抗菌作用があることで知られています。
生魚を使用するお寿司屋さんで濃い緑茶が出されるのは、昔からカテキンの抗菌作用が知られていたからです。
また、統計によると緑茶を多く飲む地域ではガンで死亡する方の比率が低いという結果がでました。
さらにカテキンを継続的に摂取していると、体脂肪率を下げることもわかってきました。
若々しい肌や髪のみならず、しなやかなボディラインも実現できるのです。
活用方法
カテキンを多く含む食品の代表は、なんといっても緑茶です。
緑茶にはカテキンのほかにもビタミンCが豊富に含まれているため、毎日飲んでいると、日焼けをしてもシミしわができにくく、透き通った色白な肌が手に入ります。
暑い季節にはグリーンティや水出し緑茶にするなど、年間を通じて楽しみましょう。
方法7:キレイになるポリフェノール・・・タンニンで毛穴レスなお肌に!
タンニンは、強烈な苦味や渋みで外敵を寄せ付けず、植物を守る役割をしています。
そのため、タンニンそのものは苦味や渋みが強烈です。
タンニンの美容効果といえば、高い収れん作用です。口に入れると渋みがきついのですが、肌につけると毛穴がきゅっと締まります。
活用方法
タンニンを配合した化粧水で、開いた毛穴を引き締めましょう。お風呂で毛穴の汚れを出しておき、冷蔵庫で冷やした化粧水で引き締めると効果倍増です。
また、渋みの強いタンニンを多く含んでいるのにおいしく食べられるのが、干し柿です。干すことでタンニンの渋みを抑えながら、その効果は変わらないというのですから、試してみない手はありませんね。
さてさて今回ご紹介いたしました、ポリフェノールで女子力アップ!驚くほどキレイになる7つの方法はいかがでしたか?
文字通り、自然からの恵みであるポリフェノールは、いくら早く健康にきれいになりたいと大量に摂取しても、一定量しか身体に吸収されません。
しかし、ポリフェノールはご紹介しきれないほど多くの食物に含まれていますので、おいしく気軽に摂れるのが最大のメリットです。
日々、少量ずつでも継続して摂取すること。これが、ポリフェノールで女子力をアップさせる一番の秘訣なのです。