好きな人は一日に何倍も飲むコーヒー。それを、ただ飲むだけでダイエットができる、
しかも効果が高いと、コーヒーダイエットが口コミで評判になりました。
そこで、ここではコーヒーダイエットをよりおいしく効果的に楽しむ5つのステップを紹介いたします。
コーヒーダイエットをよりおいしく効果的に楽しむ5つのステップ
食べ物1:朝食後にホットコーヒーを飲みましょう
■朝食後のコーヒーは、ダイエットのスイッチ
コーヒーのカフェインは、脳をシャキッと目覚めさせてくれます。
そのため、朝はコーヒーを飲むという人は多いものです。
より効率的にコーヒーダイエットをするためには、「朝食の後に」コーヒーを飲みましょう。
コーヒーのカフェインは刺激が強いため、起き抜けの空腹にコーヒーを飲むと、胃壁を荒らしてしまいます。
胃が荒れると食べたものの消化が滞るため、結果的にダイエットにはマイナス効果です。
コーヒーの香りをかぎながら朝食の準備をしたり朝食を食べると、脳がいち早く覚醒しリラックスします。
朝食を食べて胃酸がしっかりでたところでコーヒーを飲むと、カフェインが程よく体をおこしてくれるのです。
■朝のコーヒーで、即効便秘解消
また、カフェインは腸の働きを活発にしてくれます。
朝食を食べて胃を動かしてからコーヒーを飲むと、胃や腸が一斉に活動し始めるため、忙しい朝でも即お通じがやってきます。
■ホット&ブラックで飲みましょう
朝は最も体温が下がっている状態です。まずは体温を上げて新陳代謝を活発にすることがダイエットのポイントです。
そのため、朝のコーヒーは、身体を冷やさないよう、夏でもホットで飲むのが鉄則です。
また、コーヒーの成分がダイエットに効率よく働くために、ミルクを入れずにブラックで飲みましょう。
ステップ2:ランチ・ディナーの脂肪をなかったことに!
■コーヒーで、食べた脂肪をナシに
コーヒーに含まれるカフェインには、脳を覚醒させる以外に、脂肪を分解してくれる消化酵素「リパーゼ」を活発に働かせる効果があります。
また、コーヒーにはポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が豊富に含まれています。
このクロロゲン酸は、脂肪の分解を促すうえに、体に脂肪が蓄積するのを抑える働きもしてくれます。
つまり、カフェインとクロロゲン酸のダブルの働きで、食べた脂肪をなかったことにしてくれるのです。
■食後に甘いものが食べたくなるのを防止
食後に「別腹」といって甘いものを食べると、脳がそうした習慣を学習してしまい、満腹でも甘いものを余分に食べるようになってしまいます。
コーヒーは、そのかぐわしい香りが脳をリラックスさせ、そうした甘いものへの衝動を抑えてくれます。
また、日ごろ甘いものを多く食べたり、コーヒーにミルクやお砂糖をたっぷり入れる習慣のある人ほど、ブラックでコーヒーを飲むことによって、そうした甘みに関する感覚を矯正することができます。
ステップ3:運動前のコーヒーで脂肪燃焼効果がアップ!
アメリカ「TIME」誌で紹介された実験で、運動の3時間前にカフェインを摂取したところ、摂取していない人と比較して、脂肪燃焼率が実に15%以上もアップしました。
それには、以下の理由があります。
■カフェインのダイエット効果
・血行促進…カフェインは血管を拡張し、血流をアップさせます。
・熱量上昇効果…マウスを使った実験において、カフェインが褐色細胞を刺激して、体の熱量を高めることが分かっています。
体の熱量が上がれば、カロリーの消費量がアップします。
・筋肉疲労防止…イリノイ大学の研究者の発表によれば、運動開始の30分前にカフェインを摂ったところ、筋肉の痛みを感じにくくなりました。
・イメージトレーニング能力向上…エクササイズを行う際に、何も考えずただ体を動かすよりは、しなやかに筋肉を動かすことやエクササイズ後に身体がひきしまる様をイメージしながら行うと、より効果があがります。
カフェインは脳を覚醒させ、集中力を高めてくれますので、イメージトレーニング力もアップさせてくれるのです。
■カフェインを摂るのになぜコーヒーなのか?
カフェイン自体にダイエット効果が高いのであれば、他の飲料でもよいのではと思われるかもしれません。
しかし、カフェイン含有量(235mlあたり)はといえば、
・緑茶:30-50mg
・紅茶:47mg
・コーヒー (インスタント): 62mg
・コーヒー (ドリップ): 95mg
と、その差は歴然です。
また、コーヒーの香りは、脳波のアルファ波を引き出すリラックス効果と集中力を高める効果があります。
その点からも、コーヒーでカフェインを摂るのが効率的なのです。
ポイント4:より効果をアップさせる、コーヒーの応用テク~カギは2つのオイル
コーヒーダイエットの効果を高めたいからと言って、コーヒーを大量に飲むのは逆効果です。カフェインの摂りすぎで胃腸を痛めると代謝が悪くなりかえって脂肪がたまりやすくなります。効率よくコーヒーダイエットを成功させるカギは、2つのオイルです。
それぞれにダイエット・美容効果が高く、単体でもダイエットに効果があります。
オイルは、温かいコーヒーに垂らすと、コーヒー単体で飲むのに比べて素早く、そして長い時間体を温めてくれます。
身体が温まると、血流や食物の消化、そして代謝もぐっと促進されます。
そして、なによりオイルのまろやかさが、ダイエット中の口寂しさや空腹感を紛らわせてくれますので、ダイエットを継続できるのです。
■オリーブオイル
オリーブオイルには、オレイン酸という不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。オレイン酸は、便秘を解消してくれるほか、中性脂肪やコレステロールを減らす働きをしますので、コーヒーに混ぜると効果倍増です。
また、コーヒーには無い、ビタミンA・C・Eという、美肌に欠かせないビタミンも豊富に含まれていますので、美肌を作りながらダイエットができるのです。
■ココナッツオイル
ココナッツオイルは、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸は悪玉コレステロールを減らしたり、代謝や免疫力をアップさせてくれます。
ポイント5:よりおいしく、コーヒーダイエットを成功させるレシピ
コーヒーダイエットを、おいしく楽しむためのレシピをご紹介します。
■カルダモン・コーヒー
「スパイスの王様」と呼ばれるカルダモンは、ショウガ科のハーブです。
チャイに使用されることでもおなじみですね。
スーパーなどで販売されているカルダモンを適量、ブラックコーヒーに混ぜると、さわやかでスパイシーな大人の味わいになります。
カルダモンは消化を助けてくれますので、こってりした料理やクリームやバターたっぷりのスイーツの後に飲むとよいでしょう。
■シナモン・コーヒー
シナモンも「スパイスの王様」と呼ばれ、料理やスイーツなど幅広く使用されています。シナモンは、抗菌や消化促進、血流改善効果など、健康や美容に多くの効果を発揮します。毛細血管を拡張してくれますので、冷え性で指先が冷たいという悩みも改善してくれます。
お好みではちみつをプラスすると、便秘にも効果があります。
■ジンジャー・黒糖コーヒー
朝のコーヒーにジンジャーをプラスすれば、じんわり・ぽかぽかと体温が上昇して、その日一日中、脂肪が燃えやすくなります。黒糖は、ミネラルがたっぷり含まれているうえ、精製した白砂糖と異なり血糖値が緩やかに上昇しますので、デトックス効果がアップします。コーヒーにジンジャーのさわやかさと黒糖の甘み・コクが加わって、癖になる一杯です。
さてさて今回ご紹介いたしました、コーヒーダイエットをよりおいしく効果的に楽しむ5つのステップはいかがでしたか?毎日コーヒーを数杯飲むだけといういたって簡単な方法で、自然に効果が上がるなんて、試さないわけにはいきませんね!応用編もご参考に、おいしく楽しみながらコーヒーダイエットを成功させましょう。