年齢を重ねても、ナチュラルなキュートさを保つ女優の優香さん。
美容にもこだわりのあることで知られる優香さんが「一番ハマっている」
健康法として紹介したのが「はちみつ大根」です。
健康だけではなく、優香さんのような美しい肌作りにも効果がある!
と話題になったはちみつ大根について、気になる効果やレシピを紹介いたします。
はちみつ大根で体の内側から健康になって美肌にもなる7つの知識
知識1:はちみつ大根って、どんな食べ物?
はちみつ大根は、古くは江戸時代から伝わる民間医療の知恵です。
喉が痛い時に飲むと喉の痛みを鎮めてくれ、風邪のひきはじめに飲むと、
一晩で体調がスッキリするなど、その効果は広く知られ、
家庭によっては「おばあちゃんの知恵」として語り継がれてきました。
作り方は、至って簡単。
大根を1センチ角のサイコロ状に切り、
たっぷりのはちみつに漬けておく、それだけです。
ひと晩も置けば、はちみつに大根の水分が染み出してきます。
これを、水やお湯で割って飲みます。
知識2:はちみつ大根の嬉しい効能〜優れた殺菌・抗炎症効果
はちみつ大根が、喉の痛みや風邪によいとされてきた最大の理由は、
優れた殺菌・抗炎症効果があるためです。
まず、大根は古代中国の薬物百科事典「本草綱目」にも
多数の効能が載っているほど、健康に良い野菜です。
大根をすりおろすとピリッと辛く感じます。
この辛味成分・イソチオシアネートに、解毒・抗炎症作用があるのです。
また、大根に負けないほど昔から滋養強壮によいとされてきたはちみつ。
はちみつに含まれる酵素が過酸化水素を発生させるため、
強い殺菌作用を持つと言われれています。
つまり、食品の中でも群を抜いて
抗菌効果がある大根とはちみつのコラボレーションが「はちみつ大根」なのです。
ニキビや肌荒れなど、肌の炎症にも効果があるのが言うまでもありません。
不規則な生活やストレス、季節の変わり目などで肌の調子が悪い時にはとても助かりますね。
知識3:はちみつ大根の嬉しい効能〜整腸作用で、お腹がすっきり!
大根には、
・デンプン分解酵素のアミラーゼ、
・タンパク質分解酵素のプロテアーゼ
・脂肪分解酵素のリパーゼ
という3つの酵素と、豊富な食物繊維が含まれています。
また、はちみつには古来から整腸作用があるとされており、
近年になって科学的に下痢・便秘いずれの症状も抑えてくれる効果が実証されました。
この大根とはちみつがタッグを組んだ「はちみつ大根」を食べれば、
溜まっていた宿便もすっきりするだけではなく、腸内環境も整います。
腸内環境が整うということは、毒素を排泄するデトックス効果が高まりますので、お肌のコンディションもぐっと整います。
知識4:はちみつ大根の嬉しい効能〜ビタミンのダブル効果で、透き通る美肌へ
美白のビタミンといえばビタミンC。
はちみつには豊富なビタミンCがふくまれており、大根にも皮の部分に多く含まれています。
また、はちみつが古来から滋養強壮に効くと言われていたのは、
はちみつにはビタミンB群が多く含まれているからです。
ビタミンBは、脂質をエネルギーに変えるほか、皮膚や粘膜の代謝を大きくアップさせてくれます。
ビタミンBを十分に摂ると、疲労が早く回復するほか、肌のツヤがよくなり、瞳の輝きが増します。
はちみつ大根は、これらビタミンB・Cのダブル効果で、透き通る美しい肌に導いてくれるのです。
知識5:なぜはちみつ大根なの?コラボレーションの理由とは
大根、はちみつ共、それぞれに単体でもすばらしい健康・美容効果がある食品です。
大根をはちみつに漬けた「はちみつ大根」がよいとされるのには、大きく二つの理由があります。
一つ目は、大根を生のまま皮付きで食べることができるからです。
先ほど紹介した健康と美容にすばらしい効果を発揮する成分のほとんどは、熱に弱いものです。
とりわけ酵素は加熱すると働きがほとんど失われてしまいます。
また、ビタミンCは皮の部分に多いため、むいてしまうと相当部分が失われます。しかも、水溶性のため、水につけすぎたり煮ると流出します。
その点、はちみつ大根ならば、これらの大切な成分を壊したり流すことはありません。もう一つの理由は、漬け込むことで、栄養素を効率的に摂ることができるからです。
大根を切ってはちみつに漬け込んだ際に出てきた水分は、大根の栄養素のエキスです。殺菌・抗炎症効果のあるイソチオシアネートは、
大根の細胞壁を壊して出してやる必要がありますが、おろし金でおろすと辛味を感じます。
その点、はちみつに漬けることにより、イソチオシアネートが細胞壁から染み出してきます。辛味を感じることなく、このイソチオシアネートを摂取することができるのです。
知識6:はちみつ大根の、おいしくて効果的な食べ方いろいろ
はちみつ大根は、はちみつに溶け出した大根のエキスを
水やお湯に割って飲むのがもっとも手軽でシンプルな飲み方です。
はちみつと大根の栄養エキスを効果的に身体に染み渡らせる方法は、
体温に近い温度にして飲むことです。
体温より熱くても冷たくても、身体に吸収するために体内で調整しなければなりませんが、
体温に近いほど調整が不要なため、よりダイレクトに身体に効いてくるのです。
また、風邪気味のときやお肌の炎症が気になる場合、
疲れているときは、熱いお湯で割って、ふうふう冷ましながらいただきましょう。
お湯の熱と「ふうふう」冷ます際の呼吸で、身体が暖まります。
体全体を温めるということは、体内の熱を発生させている肝臓を助けることになりますので、
身体の疲労や炎症を速やかに抑えることができるのです。
また、整腸作用を高めたい場合は、ビフィズス菌たっぷりのヨーグルトと合わると良いでしょう。
知識7:より効果のあるはちみつ大根を作るために。大根とはちみつを選ぶポイント
まず、大根はなるべく新鮮でみずみずしいものを選びます。
手にとってずっしりと重みを感じるものです。葉がついた状態ならば葉の色艶で新鮮さがわかりやすいのですが、葉がどんどん養分を吸い上げますので、買ったらなるべく早く葉を切り落としましょう。
カットしてある場合は断面をチェックしましょう。
きめ細かく「ス」が入っていないものがお勧めです。
はちみつを選ぶポイントは4つです。
◯100%天然のもの、㈪熱処理されていない「非加熱」のもの、
◯百花蜜(複数の種類の花から集めたもの)より単花蜜、
◯原産国は、ドイツをはじめとするヨーロッパ産、ニュージーランド産がお勧めです。
さてさて今回ご紹介いたしました、はちみつ大根で体の内側から健康になって美肌にもなる7つの知識はいかがでしたか?
手軽に年中手に入る二つの食材を、あわせてひと晩置くだけ。
身体の内側から健康に、そしてつややかで透き通る美しい肌を手に入れましょう。