免疫力とは、私たちの体が持っている自己防衛機能のことをいいますよね。
免疫力を高めると、細菌やウィルスなどに強くなり、かつ風邪やがんなどの疾患に掛かりにくくなります。
さらに、透き通るような美しい肌や、いつまでも錆びない若々しい体も手に入るのです。
ここでは、免疫力アップで美肌とアンチエイジングを叶えるポイントをお伝えします。
免疫力アップで美肌とアンチエイジングを叶える7つのポイント
今日から喫煙しましょう!煙草は百害あって一利なし
タバコの煙には、およそ200種類もの有害物質が含まれています。
そのため、以下のような悪影響があります。
・一酸化炭素が赤血球の中のヘモグロビンと結合するため、慢性的な酸欠状態を引き起こします。・ニコチンは血管を収縮させますので血流が滞ります。
・唾液の分泌量が減るため、口の中で細菌やウィルスを撃退する力が低下します。
・気管支や肺などでウィルスなどの異物を吐き出す力が弱くなります。
・ビタミン Cを大量に消費します。
これらのは全て免疫をとても低下させてしまいます。
免疫力をアップする様々なことをする前に、タバコを吸う習慣を改めましょう。
■副流煙にも有害物質が含まれています
タバコの匂いがする、ということは副流煙が鼻に入ってきているということです。
副流煙を吸うのはフィルターの無いタバコを吸っているようなものですので、吸わないように気をつけましょう。
質のよい睡眠をとりましょう
睡眠不足は、体力を消耗させ、格段に免疫を下げてしまいます。
■睡眠は、長さより質が大切
私たちの体の中では、睡眠をとっている間にホルモンや内蔵の働きが整えられます。
睡眠の質が悪いと、何時間寝ても疲れが取れず蓄積されてしまいます。
■睡眠の質を上げる
①朝起きたら、日光を浴びる…体内時計が整い、免疫を上げる脳内物質・セロトニンが増えます。
②カフェインを控える…少なくとも15時以降はコーヒーなどを飲まないようにしましょう。
③夕食は軽めにし、寝る前の3時間までに食べ終えましょう。
④アルコールは、覚ましてから寝ましょう…アルコールは睡眠の質を下げます。
⑤寝る前の2時間は、スマートフォン・パソコン・テレビの光を見ないこと。
寝起きにお水を飲みましょう
寝ている間、私たちの体の中は老廃物が溜まり、血流が滞っている状態です。
そこで、朝起きたら、コップ1杯の水を飲みましょう。
すると、速やかに細胞の隅々まで水分が行き渡り血液がサラサラになって循環していきます。
朝は最も血圧と体温が低い状態になっているところを、1杯の水で内蔵や脳が目覚めていきます。
さらに朝食を食べると、もっと血流がアップし、脳や内蔵が働き、新陳代謝や免疫が高まるのです。
お腹の底から笑いましょう
精神的なストレスは、一気に免疫を下げてしまいますが、他方で、笑うことによって免疫が上がり、ガンなどの発症や進行を抑える効果があることが、研究で明らかになっています。
■お腹の底から笑う
思い切り笑うと、日頃たまっていたもやもやもすっきりします。
1日の終わりにお笑いのDVDや猫の動画などを見て笑う習慣をつけてみましょう。
■擬似的な笑顔も効果があります
楽しいわけではなく笑う気になれない時でも、口角を上げて笑顔を作ってみましょう。
笑顔の表情を作ると、脳が「楽しい」と判断して、本当に楽しい気持ちになるのです。
口角を上げるように心がけていると、あごのたるみやほうれい線防止にもなり一石二鳥ですね。
■泣くのも効果があります
悲しい映画を見て、思い切り涙を流すことも、笑うのと同じくらいストレス解消効果があります。
免疫をてきめんに上げる食事をしましょう
免疫を上げる食材は数多くあります。
■和食は最高のバランス食
ご飯と味噌汁、煮物と魚。
基本的な和食を食べることで、免疫を上げる食材をバランスよく、ベストの状態で食べることができます。
和食に多く使われる味噌や醤油といった発酵食品は、腸内環境を良くしてくれます。
出汁をしっかりとって調味することで、余分な塩分を控えることができます。
海藻に含まれるフコイダンは、免疫を上げてくれます。
魚は低脂肪高タンパク質のうえ、血液をサラサラにしてくれるDHAやEPAといった良質な不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
■免疫を上げてくれる食材
<きのこ類>
β-グルカンが、白血球の中のマクロファージ、リンパ球を刺激するため免疫を強力に上げてくれます。
<玉ねぎ・にんにく>
刺激的な匂いの元であるアリシンが血液をサラサラにしてくれます。
<トマト>
リコピンという色素の一種には強力な抗酸化作用が有り、体の酸化を防いで免疫を上げてくれます。
<緑茶>
カテキンには強い殺菌能力があるため、体内に入ったウィルスや細菌を死滅させ免疫を上げてくれます。
<りんご>
酵素や皮に近い場所に多く含まれるペクチンが腸内環境を整えます。
体温を上げてキープしましょう
疲労・ストレスと並んで免疫を下げるのが、体の冷えです。
女性の体には男性と比べて筋肉が少ないため、効率的に熱を作り出しにくくなっています。
また、子宮など女性特有の臓器は大量の血液を必要とするため、冷えやすいものです。
体が冷えると血流が滞り、むくみや肥満の原因になります。すると、さらに血流が滞る…という悪循環が生まれます。
■体温を上げましょう
体温が1度下がると免疫は30パーセントもダウンします。
基礎体温が36度以下の人は、体温を上げる習慣を身につけましょう。
・朝食を食べる
・質のよい睡眠をとる
・タバコ・アルコールは控える
・筋肉をつける…太ももなど大きい筋肉を鍛えるのが効果的です。
■体温を上げる食べ物・下げる食べ物
基本的に、北の地方原産・冬の食材は体を温め、南の地方原産・夏の食材は体を冷やします。
<体温を上げる食べ物>
大根・人参・ごぼうなどの根菜、玉ねぎ、かぼちゃなど
<体温を下げる食べ物>
きゅうり、トマト、コーヒー、白い砂糖など
調理方法も大切です。根菜ときのこをたっぷり使ったスープやシチュー、鍋物は効果的に体を温めて体温をあげてくれます。
■冷えを徹底的にブロックしましょう
体の中で「首」と名のつくところは、衣服等でガードしましょう。
エアコンの効いた部屋で素足にサンダルで過ごすと、てきめんに体を冷やしてしまいます。
冷え性の人は、夏でもソックスと腹巻を使ってみましょう。
足首と内蔵を温めることで夏バテをしなくなります。
適度な運動をしましょう
血流アップ、ストレス解消のためにも、運動は欠かせません。
■重要なのは「適度な」運動
ただし、息が切れるほどの運動は、体内に疲労物質が蓄積し、免疫を下げる恐れがあります。
ゆったりと酸素を取り入れながら、「適度に」「ほどほどに」する運動がおすすめです。
<だらだら走り>
ウォーキングとランニングの間の「だらだら走り」の効果が注目されています。
脈拍が上がらないように、「だらだら」と走ると、体にストレスがかからず、脂肪燃焼効果もぐっとアップするのです。
誰かとおしゃべりしながら走れる程度の速度が「だらだら」の目安です。
・ゆったりしたポージングをするヨガ、太極拳などもおすすめです。
さてさて今回お伝えした、免疫力アップで美肌とアンチエイジングを叶えるポイントはいかがでしたか?
どれも基本的でいつでも手軽にできることばかりです。
運動をはじめ「頑張りすぎない」という点が重要です。
できることから始めて、免疫をアップさせ、美肌も錆びない体も手に入れましょう。
まとめ
免疫力アップで美肌とアンチエイジングを叶えるポイント
・今日から喫煙しましょう
・質のよい睡眠をとりましょう
・寝起きにお水を飲みましょう
・お腹の底から笑いましょう
・免疫をてきめんに上げる食事をしましょう
・体温を上げてキープしましょう
・適度な運動をしましょう