ローズマリーは、シソ科の植物で、大変美しい花を咲かせるハーブとしても有名です。この優しい名前を持ったローズマリーの効能は、健康やキレイを追求する私たち女性にもとても優しいハーブなのです。今回はローズマリーの効能と、ローズマリーを生活に取り入れてキレイに差を出すポイントをご紹介いたします。
ローズマリーの効能で集中力アップ!キレイに差を出す7つのまとめ
ポイント1:心のモヤモヤがスッキリ!集中力を高めてくれるローズマリー
ローズマリーは、すっきりした爽やかな香りが特徴です。生のローズマリーをそのまま嗅ぐと、鼻が通り、モヤモヤしていた気持ちも晴れる気がしますが、これは「気のせい」ではないようです。
ある大学の実験では、被験者の学生にローズマリーの香りを嗅いでから計算などストレスを感じる作業をしたところ、嗅がないで作業をした場合と比べ、とても効率が上がりました。
そして、実際に被験者の学生が口々に「目の前の作業に集中できた」と話しています。ローズマリーは、ストレスを和らげ集中力を高める効果があるのです。
■ダイエット時におすすめ
・・・ダイエットにはストレスがつきものですが、ストレスを和らげることができれば、イライラして甘いものをドカ食い・・などというリスクを減らせます。
また、ヨガやエクササイズの前に嗅いで集中すれば、ダイエット効果も倍増するでしょう。
■眠る前にはハーブティーを
・・・温かいローズマリーのハーブティーでリラックスすると、心地よい眠りに入ることができます。
快眠は美肌を作ってくれますので毎日の習慣に取り入れたいものです。
ポイント2:心強いアンチエイジング効果!ローズマリーでぷるぷるお肌を保ちましょう
ローズマリーには、近年の研究結果で注目される、ファイトケミカルが豊富に含まれています。
ファイトケミカルは、植物の色素や香りなどから抽出される化学物質で、強い抗酸化作用があることがわかってきました。
私たちの身体では、ストレスなどにより日々酸化物質が発生しています。
それが過多になると細胞を傷つけ、その結果老化やシミ・しわ・肌荒れの原因となります。
その点、ローズマリーに含まれるフラボノイドをはじめとしたファイトケミカルが抗酸化作用を発揮すると、細胞の酸化が抑えられ、老化や肌のトラブルが抑えられるのです。
こうしたことから、ローズマリーは昔から若返りのハーブとして知られ、とくにローズマリーを配合したチンキ(ハーブを漬け込んだ水)は、70歳を超えたハンガリー王妃がみるみる若さを取り戻し、隣国の王子からプロポーズされたという逸話が伝わっています。
女王の逸話で有名な「ハンガリー・ウォーター」の作り方
ローズマリー、ミント、レモンやオレンジの皮をビンに入れ、
精製水またはアルコールを材料がかぶるまで入れます。
2~3週間程度冷暗所で保管し、ハーブを取り出せば完成です。
5~10倍に薄めて化粧水として使います。
柑橘類の皮が入っており、紫外線を浴びるとシミになることがありますので、
夕方~夜のお手入れに。
ポイント3:深いシワも劇的に改善!ローズマリー軟膏ですべすべ肌に
アンチエイジング効果が高いことで知られる「ハンガリー・ウォーター」を、さらに軟膏状(ゲル状態)に作り上げた「ローズマリー軟膏」が、できてしまったシワを消してくれる!と話題になっています。
ローズマリー軟膏の作り方
①原液となる「ローズマリーチンキ」を作ります(チンキとは、生薬やハーブなどをエタノールやアルコールにつけて作られる製剤です)
方法は、無水エタノール100ccにローズマリーの葉20gを1週間程度漬け込むだけです。
毎日、軽くビンごと振るのがポイントです。
②チンキ10ccにワセリン20gを混ぜ、湯煎しながらかき混ぜてアルコールを飛ばします。
エタノールが苦手な方はしっかり飛ばしましょう。
③このままではベタベタ感が気になる・・という方は、ホホバ油や馬脂など好みのオイルを加えます。
アルコールの香りは2~3日で落ち着きます。必ずパッチテストを行った上、
この軟膏をスキンケアの最後に使いましょう。
お休み前の目の周りに伸ばすのがおすすめです。
ポイント4:ローズマリーのヘアトニックで、髪もイキイキ!ツヤ髪を作りましょう
若返りのハーブ・ローズマリーは、髪の若返りにも効果抜群です。
ローズマリーのほか、タイムやラベンダーなどを配合したエッセンシャルオイルで頭皮を半年以上マッサージするという実験を行ったところ、円形脱毛症の患者のうち4割を超える方々に、髪が生え始めたなどの成果があったそうです。
ローズマリーのヘアトニックの作り方
ローズマリー軟膏で使用したチンキを精製水で薄めても良いですし、アロマオイルで作る場合は、エタノール10mlにローズマリーのオイル3滴程度をたらし、数日置いてから精製水で薄めても良いでしょう。
髪が濡れているときでも乾いている時でも、スプレーして頭皮をマッサージします。くせ毛直しにも使えます。
ポイント5:ローズマリーで、くすみ肌が透き通った陶器肌に!肩こりも解決して一石二鳥
ローズマリーが若返りのハーブと呼ばれる理由の一つに、ローズマリーが持つ血行促進作用があります。
デスクワークやストレス、冷え性などで血行が滞ると、血管の中はいわば渋滞状態となり、全身に新鮮な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
そのため、下半身や顔周りがむくんだり、肌がくすんだりクマができたりしてしまうのです。
ローズマリーは、昔からマジョラムなどと並んで血行を促進してくれるハーブとしても愛用されてきました。
ローズマリーを使ったアロマテラピーの方法
・簡単な方法は、温かいお湯にローズマリーの精油を2~3滴たらしたものにタオルを浸して絞り、首周りや肩に温湿布をするというものです。
タオルが冷めたら再度お湯に浸し湿布するということを繰り返します。
じんわり汗が出るまで行うと効果が倍増します。
また、ホホバオイルなどのキャリアオイル(希釈用のオイル)に精油をたらし、約1%の濃度に調整したもので、マッサージします。
入浴などで体を温め、心臓から遠い箇所からゆっくり、リンパに沿ってマッサージしましょう。
ポイント6:美魔女は、もれなく肉食です!ローズマリーを使っておいしくお肉をいただきましょう!
お肉といえば、ハイカロリー、脂肪が多い・・・ダイエットの敵だと思うのは大きな勘違いです。
かえって、キレイに磨きをかけるために、お肉は欠かせません。
現に、「美魔女」と呼ばれている、年齢を重ねてもなお艶のある美しさを保っている女性の共通点は、お肉が大好きということです。
お肉は、動物性タンパク質の宝庫です。お肉のタンパク質は、美肌や美髪、さらに丈夫でツヤのある爪など、美人の絶対条件を支えてくれます。
また、タンパク質は筋肉の再生や生成を促進し、ビタミンB群は脂肪を素早くエネルギーに変えてくれます。
さらに、主に赤身肉に含まれるL-カルニチンは、脂肪燃焼効果を高めてくれることで注目されています。
つまり、お肉をしっかり食べることで、肌や髪がツヤツヤになり、そして太りにくく痩せやすい理想の身体になれるのです。
■お肉料理に欠かせないのが、「肉料理のハーブ」として古くから愛されてきたローズマリーです。
ローズマリーには、爽やかな香りで肉の臭みを取り除き、抗菌作用でもちを良くするほか、消化を助ける働きもあります。
消化吸収が良くなると腸内環境が整い、代謝がアップするなど、キレイにも健康にもいいことずくめなのです。
ローズマリーは、主にロースト料理と相性が良いのですが、オリーブオイルやビネガーと共に付け合せのサラダやポテトにかけてもおいしくいただけます。
ポイント7:魔除けのハーブ・ローズマリーを風水に取り入れて、キレイになれる環境を整えましょう!
ローズマリーは、古くからヨーロッパで魔除け効果のあるハーブとして、多くの儀式・イベントに使われてきました。
クリスマスには、同じく魔を除くヒイラギと共に玄関に飾られます。
風水は、人の健康、ひいては運気が生活環境に左右されるということを重視した生活の術です。魔除け効果があるローズマリーをインテリアにも取り入れることで、健康的でキレイになれる生活環境を整えてみましょう。
■風水の基礎は玄関から
外出先からくつろげる場である自宅に帰って最初に入る玄関は、徹底的に清潔にすることで、外部からの魔を寄せ付けず、病気などを遠ざけると言われています。
まず、玄関の靴や無駄なものを整理し、たたきは出来るだけ毎日水ぶきします。そして、ピカピカになった玄関に、ローズマリーのアロマを香らせてみましょう。
すっきりした香りが、帰宅した時の疲れを和らげてくれるとともに、その日のマイナーな気持ちや憂鬱を吹き飛ばして、「魔」が入ってこないように追い払ってくれるでしょう。
さてさて今回ご紹介いたしました、ローズマリーの効能で集中力アップ!キレイに差を出す7つのまとめはいかがでしたか?
鉢植え、ドライハーブ、アロマオイル・・・様々な形で市場に出回り、しかも割合入手しやすいローズマリーには、思いのほか多くのすばらしい効能があるものですね。
取り組みやすい方法から気軽に試してみることをお勧めいたします。