顔にシミができると、それだけで5歳も老けて見えてしまうのはご存知ですか?
それだけシミが顔全体にもたらす影響は大きいのです。ではシミはどのように対策したら良いのか?
今回は、顔のシミに効く化粧品の成分について、8つのステップでご紹介いたします。
顔のシミに化粧品の成分を知り美肌になる8つのステップ
ステップ1:シミについて理解しよう
シミといってもその原因や種類は様々で、細かく分けると6種類ほどあります。
まずは自分のシミがどの種類のものなのかを理解する事が美肌への第一歩です。
炎症性色素沈着
過去の皮膚の炎症や傷が色素沈着してシミになったものです。
赤く炎症した後に茶色や黒のシミとなって残ります。
老人性色素斑
紫外線の対策を怠っている人に多いシミです。骨格の高いところに出来やすく、歳を重ねるにつれて現れます。
脂漏性角化症
皮膚の表面がイボのように膨らみをともなって炎症し、黒色になるのが特徴です。
そばかす
主に目の下にできる細かな色素斑を呼びます。遺伝的なものが多く、紫外線の影響で広がったり濃くなったりします。
ぼんやりじみ
主に眼の下に左右対称にぼんやりと現れるシミで、茶色や灰色など様々なタイプがあります。
花弁状色素斑
強烈に日焼けする事で現れる、花びら状のシミです。海水浴や雪焼けなどで症状が現れます。
ステップ2:ハイドロキノン成分
ハイドロキノンは、メラニンを作る素であるチロシナーゼに直接作用して。シミの原因であるメラニンの生成を抑えて減少させます。その効果はビタミンCの100倍もあるのです。
ハイドロキノンの配合量によっては肌荒れをしてしまう場合もあるので、初めは2%以下のものを選ぶと良いでしょう。
ステップ3:トレチノイン成分
トレチノイン成分はハイドロキノンと一緒に使用すると効果倍増です。そして全ての種類のシミに効き目があります。
トレチノインとはビタミンAの誘導体で、生理活性はビタミンAの100倍あります。このトレチノインは、誰でも血液中に微量流れているものなので、アレルギー反応を起こす事もありません。
ステップ4:アルブチン成分
アルブチンは梨などの植物に含まれている成分です。メラニンの合成を阻害する為、美白を実現する事ができます。
ステップ5:Lシステイン成分
Lシステイン成分。この成分は、抗酸化作用でメラニンの生成を抑え、できたメラニンを減らす効果があります。
過剰に摂取してしまうと活性酸素が発生する場合があります。この活性化酸素は体の老化を促進させてしまうと言われていましたが、現在の研究ではそのような事はないとわかっています。とはいえ、過剰摂取は避けた方が良いかもしれません。
ステップ6:トラネキサム酸成分
トラネキサム酸成分。美白作用が高い為、美白専用の化粧品に含まれている事が多い成分です。化粧品からとり入れる方法の他にも、飲み薬があります。飲み薬もシミに効く効果がありますが、皮膚科に行かないと処方してもらえません。初めは化粧品からとり入れるのが良いでしょう。
ステップ7:ピーリングを行う
上記のようなシミに効く成分に加えて、ピーリングを行うと相乗効果でよりシミが綺麗になり顔が明るくなります。化粧品に入っている成分とは、主にシミができる前に抑制はするものです。それに比べて、ピーリングはシミができた後の肌に効果があるものです。
美白成分では改善できないシミがピーリングの効果で改善する事ができます。そしてピーリングをした後の肌には、美白成分をより浸透される効果もあります。
ステップ8:食べ物でシミ対策
化粧品からとる成分と同じくらい口から取り入れる成分も大切です。シミを作らせない栄養素を食べ物でとりましょう。
①ビタミンC
一番のシミ対策はやはりビタミンCです。
ビタミンCは体内に蓄積する事が出来ないので、少しずつでも毎日とることが大切です。
パプリカ、菜の花、ブロッコリー、いちご、トマトに多く含まれています。
②ビタミンA
シミを排出するにはビタミンAが良いです。
ビタミンAは体内に蓄積ができるので一度に多くとっても効果があります。
うなぎ、ニンジン、かぼちゃ、ホウレンソウに多く含まれています。
さてさて今回ご紹介した、顔のシミに化粧品の成分を知り美肌になる8つのステップはいかがでしたか?自分のシミの種類を知り、シミに効く成分をする事で、自分にとってより良いシミ対策が可能になります。
シミのないきれいな美肌になって、すっぴんで街を歩けるように良い成分をたくさんとり入れて下さいね。